子ども視点のアートから島の魅力を未来に繋げる 老舗酒蔵のリブランディング
八丈島を代表する酒蔵のひとつである樫立酒造株式会社は、1925年創業から100周年を迎えること記念して、島内の子どもたち100人とともに「島の未来を描く」アートリブランディングプロジェクトを実施しました。
プロジェクトは「あなたが思う八丈島」をテーマに、島内の18歳以下の子どもたちから絵を募集。その作品をラベルにあしらった限定記念ボトルとして販売するというものです。プロジェクトには約250点の作品の応募があったといい、そのなかから採用された100作品を採用しています。
島にある小・中学校の図工の授業や、地元スーパーに応募箱が設置するなど、地域ぐるみで行われたプロジェクトですが、2024年8月に先行販売された記念ボトルには予想を上回る反響があり、追加販売に至る人気を博しているそうです。
ラベルには、島の自然や風景を題材とした個性豊かな作品が並びます。島のシンボルでもある八丈富士やホエールウォッチングで見られるクジラの様子など、八丈島ならではのモチーフで地域の魅力が存分に伝わる作品ばかり。色鮮やかな水彩画からモノクロの作品、切り絵や2歳児が描いた抽象画など、島の景色をさまざまな手法で表現しているため、ラベルを眺めるだけでも楽しい時間を過ごせそうです。
子どもの視点で描かれた島の風景と地域の酒造とのコラボレーションで、地域の新たな魅力づけに繋がっている本施策。アートと特産品の組み合わせが島外への魅力発信に効果を発揮しそうです。
また、島の風景に改めて触れ、自分の手で表現するという体験は、次世代を担う島の子どもたちにとっても地域の良さを見直すきっかけとなる取り組みにもなっています。作品を焼酎ラベルにするというアイデアが、「二十歳になったら一緒に乾杯する」という時間を越えた交流や文化継承にも繋がる内容となっており、長期的な地域活性化が期待される施策となっています。
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