『呪怨』がスクリーンから現実へ——池袋で“イマーシブ絶叫上映”開催
2025年8月31日(日)、池袋HUMAXシネマズで株式会社怖がらせ隊による『呪怨<Vシネマ版>イマーシブ絶叫上映 & 呪われた者たち展』が開催。通常の「絶叫上映」を進化させた“イマーシブ絶叫上映”として、映画の世界と現実をつなぐ没入型体験が提供されます。
本イベントでは上映シーンに合わせて複数のキャラクターが通路やステージに登場。観客に語りかけ至近距離で演技することで、より現実的な恐怖体験をもたらします。
『呪怨』の原点をリアルに呼び起こす
上映されるのは清水崇監督の『呪怨<Vシネマ版>』。この作品にあるという「見せない恐怖」と「見せる恐怖」のバランスを損なわず、逃げ場のない状況で観客が恐怖に直面することが原作の“呪い”を強く感じられるよう設計されているといいます。
本イベントのプロデューサーである株式会社怖がらせ隊 オーナー・岩名氏いわく「原作の“呪い”を受け継ぎながら、鑑賞を“体験”へと更新し、日本全国に”業”を届けていきます。」とのこと。言葉の通り、映画IPを活用した新しいマーケティングの実践例となっています。
お化け屋敷プロデューサー岩名謙太 氏
座席によって変わる“呪われ方”
イベントでは座席ごとに異なる体験を用意し、観客は「どの恐怖を体験するか」を自ら選べます。「最も襲われ・呪われる」仕様が整っているという最前列席(5,000円)に加えて、通路席(3,500円)ではキャラクターと至近距離になる緊張感が味わえるそうです。また、通常席(2,500円)では、全体的な演出が楽しめるそうです。
上映終了後には座席別のフォトタイム(各10分)が設けられ、キャストとの恐怖体験を写真に残すことも可能。さらに1,500円の「おかわり券」で参加できる20分間の「最恐バージョン」もあり、二段階の消費を促す仕組みとなっています。
名シーンが目の前に迫る演出
発表されている演出には「階段を這い降りてくる伽椰子」「無言で凝視してくる顎裂け柑菜」「赤ん坊を抱えた佐伯剛雄」などがあり、映画本編の名シーンを至近距離で体験できます。観客は物語を追うだけでなく、キャラクターと同じ空間で恐怖を共有することになるでしょう。
また、フォトタイムやハッシュタグ(#呪怨イマーシブ #呪われた者たち展)を用いて、観客の手で恐怖体験が拡散され、イベントの話題性を高める効果も期待されます。
広がるホラー体験の可能性
池袋HUMAXシネマズで開催される『呪怨<Vシネマ版>イマーシブ絶叫上映 & 呪われた者たち展』は、映画IPを活用した新しい没入型体験を提示します。座席による差別化やフォトタイム、「最恐バージョン」といった多層的な設計が観客の熱量を高め、SNS拡散による話題化にもつながります。
「爆音上映」「応援上映」など、映画作品を存分に楽しむための劇場上映が一般化した昨今。『呪怨』シリーズファンから熱狂的な支持を集めるVシネマ版を劇場上映することにとどまらず、さまざまなアイデアを持ち寄り、劇場内にその世界観を構築。まるでアトラクションのように観客を楽しませるイベントが行われます。
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