ローカライズの重要性がわかる!? モーリシャスのネスレCM
起きて、歯を磨き、顔を洗い、朝食を食べる……一般的に健康的な朝と呼ばれるこのルーティーンは、食に関わる一部の企業にとっては重要なマーケティングのタッチポイントであり、朝に特化したメニューや商品開発を通じて市場の攻略を試みるブランドが数多く存在しています。
ネスレもそんな食品会社の一つで、今回モーリシャスで公開したCMでは架空の“朝食警察”なる存在を通じて、家を出る前に朝食を食べることの大切さをユーモアを交えて表現しています。
3パターン公開されたCMでは、道をゆっくりと歩く男性がエネルギー不足で検挙されたり、車を運転していただけなのになぜか朝食を食べていないことがバレたり、挙げ句の果てにはまだ言葉を喋ることすらできない赤ちゃんが「なぜ朝食を食べていないんだ!」と問い詰められる様子が描かれます。いずれのバージョンでも、朝食を摂ることがいかに大事であるかを訴求しています。
ややベタな演出が施された映像からは、ローカルマーケットの文脈に寄り添ったクリエイティブを作ることの大切さが伺えます。統一されたメッセージングと世界観は大事ではあるものの、誰に何を届けるのかをしっかりと考えた上で手法を変える勇気や思いきりが大事だと思わされる事例でした。
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