生活者とともに育てるファミレス体験。ガスト公式オンラインファンコミュニティ始動

すかいらーくホールディングスとクオン株式会社は、2025年6月24日(火)にファミリーレストラン「ガスト」の公式オンラインコミュニティ『ごはん行こっか!外食トーク』を開設しました。

目指すのは外食の楽しさや価値を生活者とともに再発見し、未来のガストを共創すること。ファミレスという身近な存在だからこそ、リアルな声を起点にしたブランド育成のアプローチが注目を集めています。

日常の中にある“外食の豊かさ”を語り合う場

変化の激しい現代において、外食産業はかつてないほど多様なニーズに直面しています。健康志向やコスト意識の高まり、ライフスタイルの個別化──こうした背景の中、ガストは「食べること以上の価値」に着目しました。

『ごはん行こっか!外食トーク』は、誰でも無料で参加できるオープンなコミュニティ。ガストに限らず、日々の外食にまつわる小さな気づきや体験、想いを語り合うことで、食事の時間に宿る“豊かさ”を掘り起こします。

ガストのスタッフも参加し、企業と生活者が対等な関係で交流できる設計となっている点が、従来のキャンペーンとは一線を画しているといえるでしょう。

共創型マーケティングの可能性──“聞く”から“育てる”へ

このコミュニティの本質は、顧客参加型の共創プロセス。すかいらーくは単なるアンケートやモニター募集ではなく、参加者との対話を通じてサービスや商品を磨き上げる姿勢を示しています。

実際にガストのスタッフからも「誰かと過ごす時間、ひとりでホッとする時間。外食にはさまざまな楽しみがある」といった声が発信されており、企業としての価値観や想いをオープンに共有しています。このような関係性の中だからこそ、ブランドに対する共感と信頼が醸成されていきそうです。

SNSではなく“コミュニティ”を選んだ理由

注目したいのは、XやInstagramのような拡散型SNSではなく、クオンが運営する「“絆”のコミュニティ」上で実施されているという点。本プラットフォームは生活者との継続的な対話を可能にし、企業との“共感”と“関係性”を育む仕組みを備えています。

外食全般の“気づき”や“想い”を共有し、ときにガストにまつわる話題も交えながら、未来のガストづくりにアイデアをつなげます。一人ひとりが共創の当事者として発信できるこの場は、企業にとっても質の高いインサイトが得られる貴重なフィールドとなるでしょう。

生活者の声が未来のガストを形づくる

すかいらーくは『ごはん行こっか!外食トーク』で得られた声を、今後のメニューや店舗サービスの参考として活用していく考えです。“外食の豊かさ”とは何か、その問いに対して生活者自身の言葉で紡がれる気づきが、ガストの未来を支える土台となります。

このような共創型のマーケティングは一方的なPRやインフルエンサー活用とは異なり、企業が信頼をベースに長期的にブランド価値を育てていくための新たな手段として注目されているもの。特に日常に根ざしたファミレスという業態においては、生活者との関係性そのものが差別化のポイントになり得そうです。

“共創ファミレス”という新しいブランド体験へ

『ごはん行こっか!外食トーク』は、日々の外食に込められた気持ちをすくい上げることで、ファミレスという場の意味を再定義しようとしています。これは単なるキャンペーンではなく、顧客とともにブランドをつくるための持続的な取り組みです。

生活者の声がサービスとなり、体験となり、次世代のファンをつくっていく──そんな未来の飲食店モデルが、ここから始まっています。

その他のマーケティング事例についてはこちら
https://predge.jp/search/post?genre=26
会員登録、メルマガの受信設定はこちら
https://predge.jp/

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る