「平成レトロ展」開催、セレッソ大阪が平成文化をスタジアムで体験提供

セレッソ大阪は2025年6月1日(日)に開催される明治安田J1リーグ第19節・清水エスパルス戦において「平成レトロDAY」と題した特別イベントを実施。平成時代のカルチャーを軸に据えた今回の取り組みは、観戦をエンターテインメント体験として拡張することでファンとのつながりをより深められそうな期待感に満ちています。

平成カルチャーと最新技術の融合による新しい観戦体験

本イベントは、懐かしさと新しさが共存する体験設計となっており、特に注目を集めているのが、生成AIを活用して選手たちが平成風の髪型やファッションに変身する施策です。

選手の変身ビジュアルはスタンドパネルとして展示され、さらにオリジナルグッズとしても展開される予定とのこと。平成に青春時代を過ごした世代には懐かしさを、Z世代やα世代にとっては“平成レトロ”が新鮮な文化体験として映ることでしょう。

スタジアムを“平成”で包み込む空間演出

ヨドコウ桜スタジアムの各所が平成の雰囲気に包まれるよう、イベント内容は多面的に構成。音楽ライブでは、90年代を代表するバンド「LINDBERG」がスペシャルパフォーマンスを披露し、場外ステージ「SAKURA BUD LIVE」でも平成のヒットソングのコピー演奏が行われます。音楽を通じて当時の空気感を呼び起こす演出は、幅広い世代に訴求できそうです。

五感で“あの頃”を追体験できるような仕掛けも用意されています。

また、平成文化研究家・山下メロさん監修による「平成レトロ展」では、当時の一般家庭を再現した展示空間が登場。平成特有のインテリアや雑貨を通じて、来場者が五感で“あの頃”を追体験できるような仕掛けも用意されています。

「Jリーグチップス」復刻で記憶と現在をつなぐ

Jリーグ創成期を象徴する懐かしの「Jリーグチップス」の配布も実施。今回は、当時のデザインを再現しつつ、過去と現在の選手が融合した新しいカードが登場するなど、記憶の喚起と新たな発見を同時に提供する内容となっています。

スタジアム来場の動機づけとブランド価値の向上へ

今回の取り組みは単なる“レトロブーム”の活用ではなく、試合観戦における非日常体験の設計に繋げています。観戦の前後を含めたスタジアム体験の質を高めることで、リピーター獲得やSNSでの話題喚起、クラブへの愛着向上を図っていることがうかがえます。

また、平成カルチャーという共通記憶にフォーカスすることで、世代を超えた来場者との接点創出にもつながりそう。懐かしさを媒介に家族や友人と語り合える空間づくりは、ファン層の拡大にも貢献するでしょう。

イベントを通じたスタジアム価値の再定義

セレッソ大阪はこれまでも、観戦体験にエンタメ要素を取り入れる企画を継続的に展開してきました。「平成レトロDAY」は、こうした文脈の中で位置づけられる施策であり、スタジアムを「試合を見る場」から「感動や共感を得られる場」へと進化させる一歩となるはず。

今後もこうしたイベントが、サッカークラブの社会的価値や文化的役割を広げていくためのヒントとなることが期待される施策でした。

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