環境意識と創造性を育む。ロッテがアイスのパッケージを使った工作を提案
株式会社ロッテはアイスのパッケージを再利用した「ロッテ箱アイス企画」を通じて、環境意識と創造性を育む新たなCSR活動を展開。
本企画は食べ終えた後のアイス箱を工作素材として活用し、日常の中にある“ちょっと楽しいこと”を提案する取り組みです。
増える“エコ志向のおもちゃ”への関心と社会的背景
サステナブルな社会の実現が求められるなか、日用品やおもちゃにおいても環境への配慮が求められる時代になりました。環境に優しい素材を使用した商品や、製造工程において環境負荷を抑える工夫が施された製品への関心が高まっています。
そうした背景のもと、ロッテは日々の暮らしの中で手軽に取り組めるエコ活動として「箱アイス企画」を提案。廃棄されがちなアイスの空き箱を「遊びの素材」として再活用することで、ごみの削減と創造的な時間の両立を実現しています。
3つのシリーズで楽しめる「箱アイス企画」
この企画には「つながるお部屋シリーズ」「あそびシリーズ」「ミニチュア部」の3つの遊び方が用意されています。
「つながるお部屋シリーズ」では、対象となる8種類のアイスパッケージを切り貼りして組み立てることで、小さな部屋が完成するもの。部屋同士をつなげて遊ぶこともでき、自由度の高い工作が楽しめます。
「あそびシリーズ」では、「すいかばマンを探せ!」や「ちがいさがし」などのゲーム要素がパッケージにデザインされており、手に取った瞬間から遊べる点が魅力です。
「ミニチュア部」では実際の商品を1/6スケールで再現できる設計が施されており、大人でも没頭できる本格的な作りに。これらの工作はロッテの公式サイトで作り方を見ることができ、誰でも気軽に取り組めます。
CSRとマーケティングの相乗効果
この活動はロッテにとって単なる販促ではなく、社会課題への意識を促すCSR施策の一環。箱を再利用するという小さなアクションから、環境への配慮という大きな意識につなげることが狙いとしてあることがうかがえます。
とくに子どもにとっては遊びながらリサイクルを学べる機会となり、家庭内でのエコ教育にもつながる可能性を秘めています。完成した作品をSNSに投稿することで消費者同士の交流や創作意欲の向上も期待でき、企業と消費者が一体となった取り組みに発展しそうです。
“ちょっと楽しいこと”が未来を変える
ロッテの「箱アイス企画」は、日常にある素材を通じて環境配慮と食後の楽しさを同時に提供する先進的なCSR事例。商品を購入するだけで終わらない、食べ終えた後の“もう一度のお楽しみ”が、消費者に新しい体験価値をもたらしています。
こうした活動が広がっていくことで、より多くの人が自然とサステナブルな行動を選び取るようになり、企業と社会の関係がより豊かに進化していくはず。今後も同社の取り組みに注目が集まります。
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