観賞魚の弔いに新提案。土を通じて自然に還す「おやすみソイル」とは
アクアリウム用品シェアNo.1メーカーのジェックス株式会社は、社内のSDGsプロジェクト活動の一環で、観賞魚のための埋葬専用土『おやすみソイル』を開発しました。2024年11月15日(金)よりメーカー出荷を開始します。
現在、観賞魚の死後の取り扱いについて明確なルールはありません。業者に依頼して火葬をするには高額の費用が必要になることから、大半の人は燃えるゴミに出したり、庭に埋めたりしているとのことです。ただ、庭に埋めるとなると、外来種の多い観賞魚が元々の土壌環境を破壊してしまう可能性があるといいます。
プランター葬用の土・おやすみソイルは、観賞魚の亡骸を埋葬すると、バクテリアの働きにより2週間~1カ月ほどで完全分解され、土に還る仕組み。自然界の“循環”のように観賞魚が分解され、植物の栄養になるそうです。
開発チームのメンバーは「大切な観賞魚も命があり、いつかは終わりが来てしまいます。亡くなってしまった後に丁寧に弔ってあげたいという想いはもちろん、そういう時だからこそ観賞魚を取り巻く自然環境について考えるきっかけになって欲しいと思っています」とコメントしています。
業界No.1メーカーとして、観賞魚が生きている間だけでなく、その死後にも配慮した点が素晴らしい取り組み。大切に飼育していた観賞魚を、死後も丁重に弔うことができるため、飼育者の心情に寄り添うことができるのではないでしょうか。
また、庭に埋めることにより生ずる自然環境への影響にも配慮しているとのこと。あらゆる方面にやさしい取り組みで、これからの観賞魚の弔い方として普及していくかもしれません。
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