「プラスチック＝使い捨て」はもうおしまい。Can★Doで発売された一生モノの製品とは

「愛されるプラスチックをつくろう」を合言葉に掲げるプラスチック雑貨メーカー・サナダ精工は、2024年10月31日（木）より、キャンドゥ、D&DEPARTMENT PROJECTとコラボした「Can★Do Long Life Project」9商品を日本国内のCan★Doの177店舗と公式通販にて順次発売しています。

Long Life Plastic Projectは、「プラスチック製品であっても一生モノになり得ます。あなたが大切にすればね。」というメッセージを掲げ、サナダ精工とD&DEPARTMENT代表のナガオカケンメイ氏が2021年に共同で立ち上げた取り組み。

「プラスチック＝使い捨て」の概念を変えるべく、プラスチックの経年変化を楽しむ視点を取り入れ、軽くて割れにくいロングライフな素材の良さを活かした商品を開発しました。日光による退色や仕様による傷も「愛着」と捉え、大切にできるようなプロダクトに仕上げたそうです。

プロジェクトの象徴となるプラスチックマグカップは、廃食用油等を原料とするマスバランス方式によるバイオマスポリプロピレンを100%使用。2年ごとに4色ずつ新しいモデルを発売しており、1個4,950円（税込）で販売しています。

より多くの人にプロジェクトを知ってもらおうと、今回キャンドゥとの協業を実現。シンプルで飽きのこないデザインのマグやプレートなどを販売します。100円ショップでの発売となり、従来のプロジェクトとは価格が異なるものの、デザインや伝えたいメッセージはLong Life Plastic Projectと同じだそうです。

プラスチックは燃やすとCO₂を発生し、地球温暖化の原因になったり、海に流出して海洋生物の生態系に影響を及ぼしたりと、悪い側面に注目されることが多い素材です。プロジェクトの「プラスチック製品であっても一生モノになり得ます。あなたが大切にすればね。」というメッセージから、プラスチックが必ずしも悪いのではなく、人間の使い方が身勝手なのだと気づかされました。

キャンドゥとコラボした今回の製品は、どれも飽きのこないロングライフなデザイン。全国の店舗での販売で、より多くの人にものの価値や消費のあり方について考えてもらうきっかけになりそうです。

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