Spotify、デジタル音声広告のアワードを日本で初開催 気になる受賞作品は?

Spotifyは、Spotify広告の特性を活かしたクリエイティブなアプローチで人々の心を動かし、ビジネスの成長に貢献した企業やブランドのキャンペーンを表彰するクリエイティブアワード「Spotify Hits」を日本で初開催。10月15日(火)に受賞作品を発表しました。

このアワードは、革新的で効果的なクリエイティブ溢れるキャンペーンを表彰するとともに、事例の共有によりさらなる市場の活性化を促す目的でスタートしたとのこと。グランプリ(Spotify Mic Drop)のほか、ベストオーディオキャンペーン(Future Sounds)と、Spotify上で音声や動画といったフォーマットを複合的に活用し成果を収めたキャンペーンを選出するベストマルチフォーマットキャンペーン(Sound & Story)、2つの部門賞も設置したとのことです。

グランプリには、日本ケンタッキー・フライド・チキン株式会社の「和風チキンカツバーガー」(和カツ)の音声広告が選出されました。「和カツ食いに行く」と「高須クリニック」で韻を踏めることから、おなじみの高須クリニックCMソングの替え歌を制作。「和カツ」の愛称や商品の認知向上に貢献しました。

ベストオーディオキャンペーン(Future Sounds)には、アース製薬株式会社の「アースノーマット」の音声広告が選ばれました。小島よしおさんを起用し、立体的な蚊の羽音と小島さんの持ちネタ「そんなの関係ねぇ」「ダイジョブダイジョブ」のフレーズで、アースノーマットがあれば蚊がいても関係ない(=大丈夫)と表現。アースノーマットの製品機能を生活者に強く印象付けています。

ベストマルチフォーマットキャンペーン(Sound & Story)はエスエス製薬株式会社が受賞。ドリエル20周年を機に掲出した音声広告で、Spotifyが多く利用される就寝時や自宅でのリラックスタイムといった「睡眠」をキーに、「世界中の子守歌を聞いて楽しめる」キャンペーンを実施しました。

Spotifyでの音声広告と静止画広告を活用し、SpotifyとAPI連携した世界の子守歌100曲を解説付きで楽しめる特設サイトへ遷移させる仕組みも。幅広くインタラクティブな方法でブランドの認知獲得を目指しました。

Spotifyが日本で初めて開催したアワード。受賞作品からは、誰もが一度は聞いたことのあるキーワードを使ったり、歌に関連づけたりと「耳」から生活者の記憶に強く残るような工夫がなされていることが分かります。スクリーンを見ていない時間をいかにうまく使うかに特化した、Spotifyの音声広告の可能性を感じさせるアワードでした。

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