街中の巨大な生理用ナプキンが伝えたかったこととは?バングラデシュのCSR施策
バングラデシュは宗教や文化において保守的な国として知られており、その影響は政治や社会面だけでなく女性の健康にも及んでいます。特に生理についてはいまだにタブー視されていることもあり、男性だけでなく女性でさえも正しい知識を身につけることができていないデータもあるそうです。そんな状況を打破するため、バングラデシュの生理用品ブランドFresh Annonaは、5月28日のMenstrual Hygiene Day(月経衛生の日)に合わせて、文字どおり“無視できない”PR施策を実施しました。
施策は、バスの座席や街中のベンチなど、さまざまな公共の場に巨大な生理用ナプキンの模型を配置するというもの。生理について自ら語ることがタブー視されている場所において、どうしても視界に入ってしまう形で象徴的なモチーフを置くことで、道行く人々の興味関心を集めることに成功しました。
ともすれば一部の保守的な人々からの非難を浴びてしまいそうな施策ではありますが、心無い批判よりも女性の健康を思うブランドならではの姿勢で真っ向からタブーに挑んだ意欲的な事例でした。
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