「59%の女性ゲーマーが性別を伏せている」レノボが発信したオンラインゲームの課題とビジョン
ネット回線の発達、インディーズレーベルの隆盛を経て、オンラインゲームはもはや一部のマニアだけのものではなくなり、広く一般社会に知れ渡りました。その発展とともに、従来ゲーマーのイメージが強かった男性だけでなく女性ゲーマーも多く登場しています。それに伴い、オンラインゲーム上でのハラスメントや差別的な行為も多く発生するようになってしまい、今や一種の社会問題であるとさえ言われています。
この社会問題を解決するために、パソコンを中心とした電化製品を販売するレノボは同社が提供するゲーミングPCブランド・Legionのキャンペーンを通じて、女性ゲーマーたちが安心してゲームに熱中できる世界を実現したいというメッセージを表現しました。
2023年現在、オンラインゲームを楽しむ人口の48%が女性であるという事実の裏には、チャット機能を悪用した差別的な発言を恐れるあまり、自らの性別を明かさないと語る女性が59%もいるというデータがあります。そんな状況を少しでも変えて、女性が自らの性別を公開したとしても何の不利益もなくゲームを楽しめることを願うLegionは、ボイスチェンジャーで男性の声に変えられてしまった複数人の女性ゲーマーの動画を公開しました。
本来ゲームは性別や国籍、年齢を問わず誰もが楽しめるべきコンテンツです。今回は女性ゲーマーが受けるハラスメントや性差別にフォーカスし、プレイヤーに最高のデバイスを提供することでゲーミングコミュニティを支えるLegionならではの切り口で、すべてのゲーマーにとって理想的な世界を作ろうと試みた事例でした。
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