Facebook LIVEを活用して紛争地域の現状を訴える–国連の世界人道デー啓発キャンペーン

Case: #NotATarget

UN OCHA(国際連合人道問題調整事務所)が8月19日の世界人道デーに実施した啓発キャンペーンをご紹介。

世界人道デーは紛争地域の人道問題や支援活動を行なっている人々に思いを寄せる日。この日にあたりUN OCHAは様々なソーシャルメディア上でのキャンペーンを展開しました。

まずは上記のコンセプトムービー。「私の街は戦場ではない」などと、紛争地域の市民の声を紹介しています。特設Webサイトでは署名活動も実施しました。

そして、Facebookライブのフィルター機能を活用することで世界人道デーへの賛同を示すことのできる施策も行いました。こちらはUN OCHAのチーフであるStephen O’Brien氏による投稿です。


このように、白黒の画面に字幕が表示される形となっており、このテキストは紛争地域での子供、医療従事者、性的暴力、支援労働者に関する実話をもとにした10点のパターンがあります。この字幕をFacebookライブ中にシリアスに読み上げることで、紛争地域での現状をSNSを通して周囲に知らせることができるのです。

SNSのフィルター機能は楽しさを表現するために使われることが主流ですが、こちらはシリアスさを表現するためにフィルターを活用した事例となりました。

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