地方の広告代理店が、他都市のクリエイターと出会うために「Tinder」を活用–その成果は?

Case: POSSIBLE Cincinnati

アメリカ・シンシナティに拠点を置く広告代理店・POSSIBLE Cincinnatiは、他の都市からの人材採用を図るべく、なんとマッチングアプリ・Tinderを活用したリクルーティングを実施しました。

今回同社が作ったアカウント「Cincy, 22」は、Leo Burnett Chicagoで働くDaniel Mashburn氏とマッチング。Mashburn氏はシンシナティでPOSSIBLE Cincinnatiの面々と“デート”を楽しむことになりました。

行き先は、食事、夜の繁華街、美術館、サッカー観戦と盛りだくさん。

そしてもちろんPOSSIBLE Cincinnatiのオフィスも見学。彼は果たして、POSSIBLE Cincinnatiと恋に落ちたのでしょうか?

結局のところ、Mashburn氏はまだLeo Burnett Chicagoに残ることを決めたそう。ただ、少なくとも“Cincy”というTシャツを着て帰るほどの愛着は持ってもらえたようです。

結果的には採用成功とはならなかったPOSSIBLE Cincinnatiですが、この“デート”をコンセプトムービーとして公開し、同様の体験をしたい人の募集=つまり求人情報を自社サイトで展開しています。果たして今度はうまくマッチングするでしょうか?

新しい都市へ転職の面接に行くことは、まるでデートに行くようなドキドキがあるかもしれない–そんな心理を想起させる洒落た採用施策でした。

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