1週間で9万点以上の物語を作成。“読む人の数だけストーリー”を作る伊メルセデスのWebコンテンツ

Case: 4MATIC Book

メルセデスベンツの4MATICは、様々な天候や路面状況下でも最適な走りを実現する、優れた性能を持つ四輪駆動システム。どんなシチュエーションでも臨機応変に対応することができるという製品の特徴をアピールするため、ユニークなデジタルコンテンツをリリースしました。

サイトにアクセスし、自分の位置情報を送信すると「The Shape of Clouds」という物語が始まります。これはイタリアのベストセラー作家に依頼して書き下ろした作品で、GoogleのAPIを使ってユーザーのロケーション、天気、時間、季節などを把握し、その情報によってストーリーの内容が少しずつ変化する仕掛けです。

さらに読み手がYouTubeユーザーだった場合、登場人物がYouTubeを視聴している設定になったり、また読んでいる人が直前に閲覧していたウェブサイトが物語中に出てきたりと、まるで自分が主人公になったように話が進んでいきます。

“読む人の数だけストーリーがある”というユニークな発想の「The Shape of Clouds」は、公開されてわずか1週間のあいだに92,000以上の物語が作成され、数多くのメディアで取り上げられ5,600万件のメディアインプレッションを獲得。そして130万視聴を記録するとともに、リードジェネレーション・レートは、過去のキャンペーン比で5倍も高かったといいます。

電子書籍の可能性を感じさせてくれる、興味深いプロモーション事例でした。

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