肺機能の低下に気付いていますか?英国ガン研究所の禁煙啓発デジタルサイネージ
Case: Breath Test
英国ガン研究所がデジタルサイネージを用いて人々に禁煙を呼びかける屋外キャンペーンを実施しました。
バス停のベンチ脇に設置されたスクリーンには小さな丸印があり、その上部には『大きく深呼吸して、ここに息を吹きかけて下さい』と書かれています。
丸の部分に取り付けられた小さなセンサーに息を吹き込むと、下のボックスにメッセージが少しずつ浮き上がる仕掛けです。
メッセージの全文は以下の通りですが、ポイントは息をかけた時間と表示される文章の量が比例するという点。
「If you are a smoker you might not get much further than this line. However, with help from a Stop Smoking adviser is it much more likely that you will be able to quit for good, so you will have a greater chance of making it all the way down to this point here.」
(あなたが喫煙者なら、この行までしか読めないかもしれません。しかし禁煙アドバイザーの力を借りればタバコをやめることに成功し、このメッセージを最後まで見ることができるでしょう。)
実際にトライした人の中には、最後まで読むことができなかった人も多かった模様。タバコをが引き起こす肺機能の低下を自覚してもらい、禁煙のモチベーションにつなげようという狙いの体験型施策でした。
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