タイムリーでパーソナライズされた広告メッセージ。マイカー通勤者に向けた鉄道会社のデジタルサイネージ

Case: Why Drive Yourself Crazy

イギリスの鉄道事業者・Virgin Trainsが、渋滞に不満を抱える自動車通勤者向けに屋外広告キャンペーンを実施しました。

キャンペーン名は、『Why Drive Yourself Crazy(渋滞にイライラするのはもうやめよう)』。リアルタイムデータや車両認識技術を活用して、通勤中のドライバーの心に響くデジタルサイネージを掲示するという企画です。

イングランド北部のリーズとニューカッスルの道路沿いに設置された今回の屋外デジタル広告。グーグルのリアルタイム交通データを活用し、道路の渋滞状況に合わせたタイムリーなメッセージが表示されるようになっています。

例えば、ラッシュ時にリーズで表示されるのはこのような内容。

Avoid all this bleeping traffic. Leeds to London, 2 hours and 14 minutes.
(こんなに悲惨な渋滞に巻き込まれるのはもうやめましょう。電車に乗れば、リーズからロンドンまで2時間14分で到着します。)

またニューカッスルの交差点では車両認識技術を活用し、特定の自動車向けにこのようなメッセージを表示。

Hey Silver Ford Driver, stop seeing red. Don’t get cross on the roads. Newcastle to London 3 hours 7 mins.
(そこのシルバーのフォードに乗っている方!もう赤信号を見るのも道路を横断するのもやめましょう。電車に乗ればニューカッスルからロンドンまで3時間7分で到着します。)

タイムリーかつパーソナライズされた内容で、自動車通勤者に“電車通勤の魅力を訴えた”鉄道会社のデジタルサイネージ広告でした。

(via Virgin Trains)

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