どんな分野にも応用可能!? カナダ広告会社による理想(?)のCM『superads』
Case: superads
カナダの広告会社・Cossetteが、たったひとつのパターンで色々な分野の広告に活用できる、斬新なCM『superads』を制作しました。クライアントから提示される予算と納期、さらにオリジナリティをすべて満たすという、前代未聞の動画です。
ソファーに座って会話をする夫婦。元気のない様子の夫に、妻が声を掛けます。
バージョン1:レーザープリンター
妻「月曜日だから元気がないのね。」
夫「そうじゃないよ。このプリンターのカートリッジのせいなんだ。」
妻「HP レーザープリンターを使ってみたら?」
夫「ありがとう!使えるのが待ち遠しいよ。」
バージョン2:牛乳
妻「月曜日だから元気がないのね。」
夫「そうじゃないよ。僕の骨が弱いせいなんだ。」
妻「カルシウムとビタミンDが強化された牛乳を飲んでみたら?」
夫「ありがとう!ミルクを飲んで強くなるよ!」
夫の悩みの内容とそれに対する妻の答えが、サービスによって異なる内容に吹き替えられていますが、シチュエーションと出だしの会話は全て同じ。
続いてこちら。
バージョン3:オンライン出会い系サービス
妻「月曜日だから元気がないのね。」
夫「そうじゃないよ。君、浮気してるだろ。」
妻「新しい奥さんが必要かもね。」
夫「ありがとう!(浮気しているのは)僕の口が臭うのが原因?」
バージョン4:Crime Stoppers(一般市民に事件捜査の協力などを求める民間団体)
妻「月曜日だから元気がないのね。」
夫「そうじゃないよ。君、人を殺しただろ。」
妻「あなたに関係ないでしょ。」
夫「君は怪物だ。」
バージョ5:Cossette(フランス語対応の広告会社)
妻「月曜日だから元気がないのね。」
夫「そうじゃないよ。フランス語で困ってるんだ。」
妻「英仏2カ国語に対応している広告会社・Cossetteはどうかしら?」
夫「君を人を殺したなんて、まだ信じられないよ…」
要は、この映像ひとつあれば、様々な分野の商品・サービスに応用がききますよ!というわけです。
とはいえ、実際にクライアントからこの内容で制作の依頼は…きませんね、きっと。
夫婦の会話のシュールさと、企画のバカバカしさにセンスを感じるセルフプロモーションでした。
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