「“真のヒーロー”ってどんな存在?」 子供たちに自ら考えさせた人気アニメの体験型施策

Case: The Real Hero | Ben 10

アニメ専門チャンネル・カートゥーンネットワークが長年人気を誇ってきたヒーローアニメ番組『ベン 10』のリニューアルを機に、ブルガリアで、6歳から15歳の新しいファン層を開拓すべく、ショッピングセンターでユニークなキャンペーンを行いました。

ショッピングセンターに設置された1台の電話。突然、そのベルが鳴り始め、近くにいる子供たちはビックリ。慌てて受話器を取ります。

すると聞こえてくるのは、なんとベンの声。ベンは子供たちに質問を投げかけます。

君も僕のように、「真のヒーロー」になりたくない?もしなりたければ、緑の足跡をたどってみて。2つのドアがある場所に着くから、そのうちの1つを選んで開けてほしいんだ。

指示通りに足跡を辿って歩いて行くと、ドアがある場所に到着。

「ヒーローになって、賞品を手に入れよう!」と書かれたドアと、「ユニークなヒーローになって、困っている子供たちに賞品を寄付しよう!」と書かれたドア、2つのドアが子供たちの前に。さて、子供たちはどちらを選ぶのでしょうか…?

電話に出た50人のうち、40人が「寄付をするドア」を選択。ドアを開けた子供たちに、周りの大人たちから歓声や拍手が送られ、子供たちも嬉しそう。

寄付を選んだ子供たちの賞品は、ブルガリアの首都・ソフィアにあるNGO団体「SOS Children’s Villages」に寄付されました。また、このプロモーションの模様を収めた動画はターゲットとなる子供たちから30万回以上視聴されたといいます。

子供たちを単に楽しませるだけでなく、「真のヒーロー」について考える機会を与えたユニーク体験型プロモーションでした。

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