鍵盤を踏むとオペラ歌手が音階を奏でる!前代未聞の「人間ピアノ」がカナダに登場

Case: Living Piano

皆さんはオペラ鑑賞をしたことがありますか?
一般にオペラは“総合芸術”と言われ、世界中の人々を魅了しているものですが、鑑賞の際に守るべきマナーやドレスコードなどを考えると、少し敷居の高いイメージをお持ちの方も多いかと思います。

そんなオペラを子供から大人まで、より多くの人にオペラを身近に感じてもらおうという目的のもと、カナダ・オンタリオ州の公営テレビ局「TFO」によって企画されたのが「Living Piano(人間ピアノ)」と名付けられた、このイベントです。

開催されたのは教会の前にある、人々が行き交う広場。そこに12音の鍵盤からなるピアノを模したステージを設置し、各音階に対してひとりずつオペラ歌手を配置したのです。

通りかかった人が鍵盤を足で踏むと、その音を担当するオペラ歌手が美しく、力強い声で音階を奏でます。まさに“人間の声で奏でるピアノ”というわけですね。

指揮者の男性が観客の中から女の子を呼び寄せ、鍵盤を踏むように促すと、歌手たちは女の子の足の動きの通りに声を出します。もちろん複数の鍵盤を踏めば、声が重なりあい、ハーモニーが生まれます。

ユニークな発想と、クオリティの高いパフォーマンスとの融合によって実現した、前代未聞の「人間ピアノ」。

参加型のイベントにすることで、オペラに親しんでもらおうというアイディアが秀逸ですね。

動画はコチラ

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る