ぺディグリーと不動産情報サイトがタッグを組んだ、クレバーな“犬の里親募集”プロジェクト
Case: Find a new friend
ペットフードブランド大手・ぺディグリーが、ブラジルで実施したユニークな“犬の里親募集”施策をご紹介します。
同社が今回目を付けたのが、ブラジル最大規模の不動産情報サイト「ZAP」。このサイトではひと月に5000万回を超える物件の検索がなされており、これは大勢の人々が“新たに住む場所を探していること”に他なりません。
ぺディグリーは、不動産情報サイトで“住む家を探している人”に対して、“あなたたちと同じように、住む家を求めている犬がいること”をメッセージするために、「ZAP」の協力を得て、掲載されている物件情報の写真の一部に、保護施設にいる犬を写りこませたのです。
プロジェクト名は“Looking for new home? Find a new friend”(新しい家探してる? 新しい友人を見つけよう)。
こちらは物件&犬の撮影風景。“彼ら”が魅力的に写真におさまるよう、注意深く撮影がなされます。
そうしてサイトにアップされた写真は、「ZAP」のユーザーが希望の要件で物件を検索をすると、“物件内に犬がいる写真”も表示され、興味関心をひくことになります。
そして彼らの紹介と里親を募集していること、問合せ先が表示される仕様でした。
彼はシュレックといいます。あなたと同じように彼もまた新しい家を探しています。
「里親になろう」と(積極的に)考えていない人々に、意識変容が期待できる場と意義を提供して里親を募った巧みなアイディアでした。
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