Androidによる話題のPR動画 “88の鍵盤が全て同じ音のピアノ”が示唆するメッセージとは?
Case: Monotune
Googleが公開した、Androidのユニークなプロモーションビデオが話題を呼んでいます。
タイトルは「Monotune(モノトーン)」。
映像は、男性ピアニストがベートーヴェンの「月光」第3楽章を演奏している様子を映したもの。序盤は力強く、情熱的なメロディーが奏でられますが、しばらくするとピアニストはくるりと向きを変え、今度は後ろにあるピアノを弾き始めます。
ところがこちらのピアノは、なんと全ての鍵盤が同じ音になるように調律してあり、全くメロディーが感じられません。同じ曲を同じように弾いているはずなのに、普通のピアノに比べて非常に単調で味気ないものになっています。
その後も交互にピアノを弾いていき、曲のフィニッシュと同時に現われたのは「be together. not the same.」というタグライン。
直訳すると『一緒にいよう、同じでなくとも。』となりますが、これは一見同じように見える鍵盤でも、実はそれぞれ異なる音を奏でている(=個性がある)、そしてその個性が集まってこそ、素晴らしいメロディーを紡ぐことができるのだという事を表しています。
ユーザーひとりひとりが、楽しく、便利にAndroidを使いせるようなサービスを提供していきたいというGoogleの願いと、個性を大切にする同社の姿勢をユニークな形で表現したPVでした。
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