『ナショジオを見ると子供の塗り絵はこう変わる。』 Epica Awards金賞の秀逸なプリント広告

Case: Dinosaur

2015年11月に発表された、広告ジャーナリストたちが選ぶ世界的な広告賞「Epica Awards」のメディアプロモーション部門でゴールドを受賞した作品をご紹介します。

クライアントはナショナルジオグラフィック キッズ。キャンペーンを手掛けた代理店は、トルコ・イスタンブールのRafineri Advertising Agencyです。

今回受賞した作品は、近年の広告祭のエントリー作品(プリント部門)でありがちな、多額の予算がかかった写真撮影や、フォトショップでの精巧な加工がない、シンプルなイラストが特徴のクリエイティブでした。その広告がこちら。

きわめて子供っぽいチャーミングな姿をした恐竜の塗り絵。そこにクレヨンで“色が塗られている”のではなく、“リアルな全身の骨格”が描かれているというビジュアルです。

コピーは…

One step ahead.
(一歩前に/一足先んじて)

子供が日々「ナショナルジオグラフィック キッズ」を目にしていたことで、親の知らぬ間に“子供が描く塗り絵が、科学的なものへと変貌を遂げていたこと”を示唆しています。同番組・同誌が、子供の知的好奇心を大いに刺激して、自然や科学に対する興味関心や学習意欲を目覚めさせうるものだとメッセージしているようです。

見るものを思わず笑顔にさせてくれる、着眼点が鋭いプリント広告でした。

(via Epica Awards)

ランキング

最近見た記事

最新記事

すべて見る