“ぶっちゃけ微妙なギフト”をもらった時のアノ気持ちを表現!英百貨店による共感度120%のXマスCM

Case: gift face

ここ数年、クリスマスに向けたユニークなキャンペーンを打ち出しているイギリスの百貨店・Harvey Nichols。クリスマスによくありがちな、感動的で心が温まるような広告とはちょっと趣向を変えた、思わずくすっと笑ってしまうCMを今年もご紹介します。

今回同社が注目したのは、『もらっても、正直微妙なプレゼント』。選んでくれた気持ちは嬉しいし、使えると言えば使えるんだけど…自分の好みとかなり違う。そんな贈り物を受け取った時に出てしまう、なんとも言えない表情を「gift face」と命名し、これをテーマに公開したCMがこちらです。

今日は家族で迎えるクリスマス。画面左側に座っている女性の家でも、いよいよプレゼント交換の時間になりました(欧米では、家族全員がそれぞれにプレゼントを用意するのが一般的です)。

母親からは、バスタオル&ハンドタオルセット。「とっても肌触りがいいのよ。」

愛する夫からは、分厚いハードカバーの本。「もっと読書をしたいって言ってたよね。気に入ってくれたかい?」

作り笑いもそろそろ限界を迎えたところで、最後におばあちゃんからもらったのは…

このセーター。…もはやコメントのしようもありません。

Harvey Nicholsの調査によると、イギリス人の7割以上もの人がこの映像に出てくる女性と同じく、『gift faceをしたことがある』と答えているそうで、多くの人にとって、クリスマスは幸せを感じるとともに、実は悩ましい時期でもあるようです。

同時に制作されたプリント広告でも、「うわぁ、これか…」という絶妙なgift faceを表現。

『こうならないように、贈った相手に本当に喜んでもらえるプレゼントを選びましょう、Harvey Nicholsでね。』と伝えているわけですね。

大切なのは、気持ち。それはみんな重々承知の上なんです。分かっているけど、でもどうせもらうんだったら…という、私たちの本音と建前を上手く表現した、ユニークなキャンペーンでした。

Harvey Nicholsによる過去のクリスマスキャンペーンに興味のある方は、こちらもご覧ください。
[2014年版]クリスマスに欲しいものをお茶目におねだりできる、Harvey NicholsのオリジナルXmasカード
[2013年版]カンヌ2冠!クリスマスの『あるある』に注目した、英百貨店のユーモラスなキャンペーン

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