売上が38.2%も上昇!インフレ下にあって値ごろ感をPRする斬新な看板広告
Case: Last year’s prices
トルコのスーパーマーケット・Migrosが実施した斬新な看板広告をご紹介。
同国では直近インフレ率(物価上昇率)が上昇しているものの、Migrosの食品や日用品といったプライベートブランドは、前年に比べて一切値上げをしていませんでした。今回その点を市民へコミュニケートするために作られたアイディア広告がこちらです。
同社が提供する牛乳の広告ですが、パッケージの上部がビリビリに破られていて、その下から同じ牛乳の広告(パッケージ)と、値段がのぞいています。
勘のいい人であればもうお気づきの通り、今回の看板広告は、前年の広告に重ねて、全く同じデザイン・レイアウトのクリエイティブを貼り付けたのです。そして今年のクリエイティブから、値段の記載されていた部分(上部)を破ることで、下から去年のクリエイティブと値段がのぞくようにしたようです。
コピーは、“Last year’s prices”(去年の値段)。
牛乳以外でも様々な商品でこの看板広告を掲示していった結果…
Migrosのプライベートブランドが“値ごろだと感じる人の割合”は、20%から34%へと上昇。同カテゴリの売上は38.2%も増加したといいます。
(via Ads Of The World)
0