1日で最も歩いている買い物中を利用!“カロリー消費量がわかる”ショッピングカートで肥満対策

Case: Healthy Shopping Cart

健康面から肥満人口の増加は世界各地で問題になっていますが、中米のコスタリカでも肥満は重大な社会問題として捉えられています。

同国の成人の約半数が、デスクワークが増え運動にあまり時間を割かない生活を送っているといいます。そんな彼らが1日の生活の中で、“一番歩いている時間”に運動や食事について意識してもらいたいと考えた世界最大の小売店ウォルマートは、彼らが最も歩いているという『買い物中』に『カロリー消費量がわかるショッピングカート』、その名も“Healthy Shopping Cart”を開発しました。

このショッピングカートの仕組みは至ってシンプル。
買い物客がカートの持ち手を握るとセンサーが反応し、付属のタブレット端末にリアルタイムで歩いている時間やカロリー消費量が表示されるのです。

合わせて相応しい地点で、店内で購入できる“体にいい食材”に関する情報も端末に表示してくれます。

このショッピングカートに専門家(栄養士)は、「人々に買い物という日々の些細な行為においてでさえ、身体的活動を行うことができるという事実に気づいてもらうことができ、それは“より一層外に出て運動に励む動機づけになる”」と評価しているそうです。

実際に利用した買い物客の反応も「こんなにカロリー消費していたなんて知らなかったな」「スーパーから出たら、もっと運動してカロリーを消費したくなった」といった声などがあがり、導入の成果は上々のようです。

人々を日々の生活の中で無理なくモチベートさせるユニークなショッピングカートでした。食材を購入しているときに消費カロリーが見えるので、「カロリーが高いものを買うのは控えよう」といった動機づけにもなるかもしれませんね。

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