個性的な曲作りを。音楽制作会社とストリートミュージシャンによる斬新なコラボレーション

Case: The Street Music Library

テレビ、ラジオ、映画などに使用するテーマ曲や、効果音などの音源を制作、提供するアメリカの音楽制作会社・Personal Musicが、ストリートミュージシャンとコラボするユニークな企画を打ち出しました。

Personal Musicによると、プロのクリエイターが作る音素材はとても使いやすく便利である一面、新鮮さを欠いていて、どこかで聞いたことのあるようなメロディーばかり。

そこで同社が目を付けたのが、路上で歌を歌ったり楽器を演奏するストリートパフォーマーたち。彼らの感性とオリジナリティーを活かした音作りをしようと、コラボレーションを持ち掛けたのです。

いつか有名になろうと日々演奏を続けるミュージシャンたちにとっても、これは千載一遇のチャンス。スタジオに案内され、本格的な機材と経験豊かなスタッフによるディレクションのもと、オリジナル曲の制作に臨みました。

今回レコーディングに参加したのはこちらの4人。
幼い頃にモスクワ音楽院で聴いた演奏に感銘を受け、チェリストになったというVlad Shuartsmanさん。

スプーンを使ってユニークな音を奏でるドラマー・Robert Cookさん。

自分の気持ちを歌に込めて表現するボーカリスト・Jasmine Borreroさん。

父親にバイオリンをもらったことがきっかけで、ミュージシャンになったルーマニア人バイオリニスト・Lucian Ionescuさん。

それぞれのアーティストが制作した音楽はPersonal MusicのHP上で公開されており、購入することができます。同社は「making music with personality(個性的な曲作りを)」をモットーに掲げ、今後もオリジナリティー溢れる音楽づくりを目指して才能あるストリートミュージシャンをスカウトしていく予定だといいます。

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