廃部となったアメフトクラブを救え!日産カナダの“アメフトクラブ復活プロジェクト”

Case: Back in the game

北米地域のハイスクールでの花形クラブと言えばアメリカンフットボール。各地で多くの学生がアメリカンフットボールに青春を捧げますが、アメフトをしたくともできない学生も大勢いると言います。

カナダでは、国の財政難からアメリカンフットボールクラブの存続が危ぶまれている地域があり、事実政府支出の削減により廃部が決定した学校もあるとのニュースが流れました。

そんな中、古くから学生フットボールに積極的な支援をしている自動車業界を代表して、カナダの日産が、廃部となったアメフトクラブを再び学校に戻すプログラム「Back in the Game」を実施しました。

日産はその広告費を貧しい地区の学校への投資に使い、アメフトクラブの復活に乗り出したのです。

地元の日産ディーラーは、自信を持ってプレイすることができるよう備品を供与し、恵まれない家庭環境にある選手たちが空腹でプレイに力が入らないということがないよう食事を提供し、プロによるトレーニングも実施することで、物理的にも精神的にも支援しました。

また、選手、家族、コーチにまつわるドキュメンタリー映像を記録しました。

父親がいない少年や、女性であるが故にチームに受け入れてもらえない少女や、体つきが大きいためイジメに合っている子供たちがフットボールを通して成長していく様子を題材にオンラインムービーを制作し、シリーズに分けてウェブ上で配信したのです。

ウェブ上で配信したストーリーは、同国最大のスポーツチャンネル・TSNの目に留まり、カナディアン・フットボール・リーグの決勝戦で放映され、日産の取り組みは一瞬にしてカナダ全国の知るところとなりました。

「Back in the Game」プロジェクトは1億1100万のメディアインプレッションを獲得し、21チーム1842名のフットボールプレイヤーを再びピッチに呼び戻すことに成功しました。

多くの学校にフットボールクラブが復活したという事実以上に、父親がいない少年が男性コーチに父親像を重ねることができたり、女性でもチームの一員としてプレイできるようになったり、悩んでいた体型を生かして自信を持ってプレイすることができるようになった等、子供たちがフットボールを通して大きく成長することができたことが何より重要であるといい、フットボールはハイスクールエイジに欠かせないものであるとのメッセージで締めくくられています。

若者を支える日産のプロジェクトの一部始終をぜひ下記よりご覧ください。

動画はコチラ

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