スリープモード中のスマホのスクリーンを広告スペースに!国際的NGOの斬新キャンペーン
Case: Screen Donor
緊急時や長期的に医療ボランティアを世界各国に派遣して人道支援に取り組む国際的NGOのDoctors of the World(世界の医師団)が、“スリープモード中のスマートフォンのスクリーン”を広告スペースに活用し、活動に対する支援を呼びかけました。
全世界に広がる世界の医師団の中でもスウェーデンの部隊が最も小さく、活動資金も限られているといいます。そこで、団体の存在を広く訴求し、活動資金の寄付を募るために、広告キャンペーンを実施することを考えましたが、多額な広告費はありません。
“大きな予算を掛けることなく、幅広く広告活動を展開する手段はないか?”
同団体は、多くの人が持つスマートフォンに着目し、誰もが持て余している!?通常は真っ暗の“スリープモード中のスマートフォンのスクリーン”を広告スペースとして利用するアイディアを思いつきました。
仕組みは至ってシンプル。「Screen Donor」(スクリーン提供者)というフリーアプリをダウンロードすると、スリープモード中のスクリーンに自動的に同団体の広告が表示されるというものです。
スウェーデンでもスマートフォン所有率は高く、カフェでも会議中でも、スリープモード中のスマートフォンをテーブルに置いて話をしている光景をよく目にします。
この真っ黒いフリースペースに同団体のメッセージを表示することで、多くの人に訴求する広告キャンペーンを展開したのです。
アプリをダウンロードし、自身のスマートフォンの画面を広告スペースとして提供することの代償はただ一つ、バッテリーが消費されるということだけ。多くの人が医療へのアクセスを得られるよう呼びかける大切なメッセージを表示することを思えば、バッテリーの消費などは小さな問題ですよね。
デスクに置かれたスマホの画面を広告スペースにするというユニークなアイディアでした。
動画はコチラ
参考サイト
Adeevee
http://www.adeevee.com/2015/02/doctors-of-the-world-screen-donor-mobile/
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