“映画の季節”の到来を告げるサンデー・タイムズのミニマル広告

Case: From the inside

2月といえば、映画の祭典「アカデミー賞」。2015年は2月22日(日)に授賞式が開催されます。

イギリスの保守系高級紙タイムズの日曜版「サンデー・タイムズ」は、読者のアカデミー賞への期待を盛り上げることと、アカデミー賞から1週間後に予定されている「アカデミー賞特集企画」を訴求するためにユニークなプリント広告を掲出しました。

そのクリエイティブがこちらです。全5種類。

・『スター・ウォーズ』編

・『スパイダーマン』編

・『ラスベガスをやっつけろ』編(原題: Fear and Loathing in Las Vegas)

・『怪盗グルーの月泥棒』編(原題: Despicable Me)

それぞれの映画で登場する主要なキャラクターの視点・目線で物語の印象的なシーンがくり抜かれているというビジュアル。スター・ウォーズに登場する人気ロボットC-3POの視界、マスクを着けたスパイダーマンの視界、ジョニー・デップ演じるラウル・デュークのサングラス越しの視界、怪盗軍団ミニオンのリーダー グルーの視界。背景の色も各キャラクターの“色”になっています。

コピーは、“SEE IT ALL FROM THE INSIDE”(内側からすべてを観よう)。

読者自身が映画の中のキャラクターになりきって、映画の世界を本当の意味で満喫するシチュエーションをミニマルデザインで描いています。

このシリーズとは別に「サンデー・タイムズ」は、今回以下の広告も掲出しました。

オスカー像の中に、過去のオスカー受賞者の印象的な役柄がマトリョーシカのように詰められているというビジュアル。

ジャック・ニコルソン演じる『シャイニング』のジャック・トランス、アンソニー・ホプキンス演じる『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士、マーロン・ブランド演じる『ゴッドファーザー』のヴィトー・コルレオーネ、ヒース・レジャー演じる『ダークナイト』のジョーカー、ナタリー・ポートマン演じる『ブラック・スワン』のニナ・セイヤーズ。

映画好きなら思わずニヤリとしてしまいそうな、オシャレなクリエイティブの数々でした。

参考サイト

Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/the_sunday_times_film_and_screen_season_heads
Campaign
http://www.campaignlive.co.uk/news/1333984/

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