ビールに鎮静効果あり!? 絶叫マシン体験後にビールを提供する、インドビール会社のアンビエント施策
Case: The Oculus Rift Beer Coaster
インド最大のビールメーカーのKingfisherが、“心拍数を高めた後、ビールでほっと一息ついてもらう”というアンビエント施策を実施し、大きなバズを生むことに成功しました。
Kingfisherビールが人々の心拍数を高めるために用いたのは、今話題の「オキュラス・リフト」というバーチャルリアリティーが体験できるヘッドセット。ヘッドセットを装着するとジェットコースターの映像を見ることができ、体験者はまるで実際に絶叫マシンに搭乗しているかのような臨場感を味わうことができます。
ヘッドセットを付けて、疑似ジェットコースターを体験した人は、皆体をこわばらせたり、キャーキャー悲鳴を上げたりしながら、心臓をドキドキさせます。結果、体験者の心拍数は急上昇し、過度な興奮状態に陥ります。
そこで、登場するのがKingfisherビール。体験者の脈拍が一定値を超えるとジェットコースター体験終了時に体験台脇のディスペンサーからビールが出てくるように設定されており、鼓動が速くなった体験者はすぐさまKingfisherビールを飲んでほっと一息つき落ち着きを取り戻すことができるというものです。
「オキュラス・リフト」を使った疑似ジェットコースター体験は、インド最大のビールフェスティバルで実施され、3日間で590,000の心拍数を観測した他、体験時にSNSにログインすることで絶叫体験を簡単にシェアすることができたことから、ソーシャルメディアで大きなバズを生むことに成功しました。
ビールを飲んで盛り上がろうというのではなく、ビールを飲んで“一息つこう”という視点のおもしろい企画でした。
動画はコチラ
参考サイト
Digital Buzz Blog
http://www.digitalbuzzblog.com/kingfisher-the-oculus-rift-beer-coaster/
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