それらを結ぶと何が見える? 点を繋いで完成するプリント広告
Case: Drawing
西アジア北端に位置するグルジアで、コンサルティング会社のAtroot Management Consultingが実施したプリントキャンペーン。
誰もが知っている歴史の一場面を応用したクリエイティブがこちらです。全2種類。
1つ目は、古代ローマ帝国の礎を築いた英雄ジュリアス・シーザーが元老院の前で立っているというビジュアル。そんな彼の右側には、いくつものドットが描かれており、各ドットには1~97までの数値が刻まれています。(拡大するとよくわかります)
その上部にあるコピーは、“Drawing out problems before they hit.”(それらが[シーザーを]攻撃する前に、その問題を描き出しましょう[=顕在化させましょう]。)
もうお気づきの方もいるかと思いますが、ドットの1~97までを結ぶと、シーザーを暗殺した裏切り者として名高いブルータスの姿が現れるという仕掛けです。
同様に1~65までの数値がついたドットが、タイタニック号の行き先に描かれています。こちらのドットを結ぶと、沈没の原因とされている大きな氷山が現れるという仕掛けでした。
“わたしたちAtroot Management Consultingは、こんな風にクライアントの致命的な事態になりうる事業上の問題・課題を確実に見つけ出し、被害を未然に防ぐための支援ができますよ”と示唆しているかのようです。
受け手の能動的な情報接触行動を促す、斬新なプリント広告でした。
参考サイト
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/print/atroot_management_consulting_titanic
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