“全国民が代表選手になれる”テーブルサッカーゲーム
Case: For a beer
アルゼンチンのQuilmesビールは、サッカーワールドカップ開催に当たり、“全国民がナショナルチームの一員になれるというプロジェクト”を実施し、国民の夢を叶えました。
ワールドカップのオフィシャルスポンサーを務めたQuimesビールによると、アルゼンチン国民は誰しもが“ナショナルチームでプレイすること”を夢見ているといいます。今年6月2日、23名の同国代表メンバーが発表されましたが、それを除いたアルゼンチン人口39,999,977人は代表入りを逃してしまったことになり、惜しくも夢が破れてしまったことになります。
そんなインサイトに着目した同社は、“代表入りを果たせなかった残りの全国民が、ナショナルチームの一員になったかのように戦うことができるテーブルサッカーゲーム”、その名も“Mitigol”を開発し、多くの人の夢を叶え、世界最高峰のイベントを盛り上げることに寄与しました。
Quilmesビールが制作したのは、通常の半分、アルゼンチンサイドしかない“デジタル”テーブルサッカーゲーム。
アルゼンチンサイドは、ブエノスアイレスをはじめ、同国主要都市のバーに設置され、もう一方の敵サイドは、ワールドカップ開催地ブラジルのバーに設置され、ワールドカップを観戦するためにブラジルを訪れている、ありとあらゆる国のサッカーファンと対戦できるようにしました。
両サイドはインターネット中継でつながっており、リアルタイムで対戦することができます。
最新技術を駆使して開発した“Mitigol”は、通常のテーブルサッカーゲームで得られる感触を見事に再現しているといい、ボールにタッチした感覚、プレイヤーの重みはまさにテーブルサッカーゲームそのもので、スピンボールなどのイレギュラーボールも打つことができるといいます。
勝者には、代表チームとして戦った“プライド”と“キンキンに冷えたQuilmesビール”が贈られました。
ワールドカップ開催中、5,000試合以上がこのテーブルサッカーゲームで執り行われ、10,024人の“代表落ちした”アルゼンチン人が憧れの舞台で“対戦”の夢をかなえることができたといいます。
地元ビールメーカーによる、“代表メンバー枠を大幅に増やす”ことに成功したキャンペーンでした。
動画はコチラ
参考サイト
Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/ambient/quilmes_for_a_beer
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