アラスカ航空の差別化戦術 “アツアツできたてのパンケーキ”を空港ラウンジで提供
Case: Print Pancakes
米アラスカ州最大の航空会社・アラスカ航空は、空港ラウンジにパンケーキ機を設置し、“アツアツできたてのパンケーキを提供する”サービスを展開しています。
4年前、全米で最も早くパンケーキ機を空港ラウンジに設置したという同エアライン。当初はシアトル・タコマ国際空港でしかお目にかかることができませんでしたが、今回シアトルの他、アンカレッジ、ポートランド、ロサンゼルスのラウンジにも設置し、多くの搭乗客に“アツアツできたてのパンケーキ”の提供を開始しました。
パンケーキの作り方は、パンケーキ機の取り出し口の下にお皿をセットし、ボタンを押すだけ。
使用されているパンケーキミックスは、同エアラインが独自に配合したもので、保存料を一切使わない100%天然原料で作られたものだそうです。
同社によると、そもそもパンケーキは朝食用として非常に人気が高く、パンケーキ提供時間に合わせてフライト予約をする客も少なくないといいます。今回、4空港で提供を開始したアツアツのパンケーキサービスも非常に好評で、パンケーキの提供時間を延長するなどして対応に追われているようです。
アラスカ航空のラウンジに設置されているのは、Popcake North America社が販売しているパンケーキ機で、ボタン一つでパンケーキが簡単に焼けるという優れもの。現在、空港ラウンジの他ホテル、カジノ、大学の食堂等、全米で7000個余りが設置されているそうです。
一風変わった角度から顧客満足度を向上させ、“選ばれる航空会社”になるためのユニークなマーケティング施策でした。
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動画はコチラ
参考サイト
PSFK
http://www.psfk.com/2014/07/alaska-airlines-print-pancakes.html#!bn91Q5
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