「味気ない」と漏らすツイートに「味のある」リプライ! タバスコの洒落たTwitterキャンペーン
Case: #notaste #addtaste
辛味調味料メーカー大手の「タバスコ」は、“タバスコはただ辛いだけでなく、味気がないものに最適な味を添えるソースである”ことを広く訴求するために、ユニークなTwitterキャンペーンをベルギーで実施しました。
#notaste(味がない)というハッシュタグは、ツイッター上でよく使われており、「味があまりしない料理」から「味気ないファッション」にまでありとあらゆるものに用いられています。
そんなインサイトに着目したタバスコは、ソーシャルメディアチームを結成し、料理に限らず#notasteというハッシュタグが付けられたツイートに#addtaste(味を加える)というハッシュタグを付けてリプライし、『タバスコは味を添えるソースであること』を訴求するキャンペーンを企画。
「ブルーのマセラティが味がない」と不満をもらすツイートには、赤いタバスコ色で味付けし、魅力的(?)なボディーに変身させます。
オバマ大統領に贈られた味気ないギフトへの「ベルギーのビールにすればよかったのに」というツイートには、「ビールも悪くないけど、こんなタバスコも味わいがあるプレゼントになるよね」とリプライしました。
また、キム・カーダシアンとカニエ・ウェストがVogueの表紙を飾ったことに「味がないから買わない」と不満をぶつけたツイートには、二人をタバスコに変えた表紙写真でリプライし、「これなら味があって購買欲が湧くかな」と返しました。
ハッシュタグ#notasteが付けられた一つ一つのツイートに、ハッシュタグ#addtasteを付けて個別に返答するという本キャンペーン。
タバスコからの予期せぬリプライへの反応率は実に29.7%となり、これは3人に1人が#addtasteというハッシュタグを拡散し“タバスコは味を添えるソースであること”を広めてくれたことになります。
タバスコの辛さではなく、“タバスコが加える味”にフォーカスした目の付け所がチャーミングなTwitterキャンペーンでした。
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・世界のTwitterを活用したプロモーション事例(2009年~2014年まとめ)
動画はコチラ
参考サイト
Adeevee
http://www.adeevee.com/2014/06/tabasco-pepper-sauce-notaste-addtaste-media-direct-marketing-online/
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