「木からダウンロードする電子書籍」コロンビア通信会社が仕掛けた“読書率向上”大作戦
Case: Tree of letters
南米コロンビアで大手通信会社のEMPが仕掛けたアンビエント広告をご紹介。
“通信の力で国民の生活をより良いものにすること”を意図して、今回南米で最も低いコロンビア人の読書率を向上させるために仕掛けたアイディアが「言葉の木」という企画でした。
コンセプトは、「木の下でしかダウンロードすることができない電子書籍」です。
狭域Wi-Fi(=鳥の巣箱の形状)を、公園にある木1本1本に設置することで、公園を訪れた市民がその場で電子書籍を無料でダウンロードできるようにし、木の下で本を読ませるきっかけ(導線)を作りました。
ユニークなのは、それぞれの木にひとつひとつ違う本が割り当てられているため、どの本も特定の木の下でしか手に入らないという点。
この斬新な取り組みの結果、これまで年に平均2冊しか読んでいなかったコロンビア人の読書率を上げることに成功。通信会社が「木の下で電子書籍を読む」という新しい習慣を作り出そうとした、クリエイティブな事例でした。
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参考サイト
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