“脳波を使ってシュールレアリスムの世界を旅する”体験型アトラクション
Case: Brain Trip
オランダのユトレヒトにあるセントラルミュージアムで、PRの一環として“脳波を使ってシュールレアリスムの世界が体験できる”という斬新なアトラクションが設置されました。その名も“Brain Trip”。
Casevideo: Brain Trip from Rhinofly on Vimeo.
シュールレアリスムとは、超現実的な世界を描く芸術分野で、まるで夢の中を覘いているような独特の世界観であると評されています。人間の意識は無意識のうちに現実とのつながりを求めるため、潜在意識と表裏一体であるシュールレアリスムの世界を理解することは時として困難ですが、脳が現実から解き放たれリラックスした状態であれば、その世界観を直感的に味わうことができるといいます。
今回シュールレアリスムの展示場に設置された“Brain Trip”体験室では、脳波を測定することができるヘッドセットが用意されています。
これを頭にセットすると、EEG(脳波)を用いて体験者の脳の電気活動を測定し、体験者が“意識状態”にあるのか、“リラックス状態”にあるのかを判別することができるといい、“リラックス状態”にある体験者は目の前の大画面でシュールレアリスムの世界を堪能することができるというもの。
アトラクションは、現実的な世界から始まり、徐々に非現実へと移り変わります。
目の前の画面で展開されるシュールレアリスムの世界に少しでも抵抗を感じると、脳は“意識状態”を強め、ストーリーから現実へと引き戻ることができます。
逆に、脳が“リラックス状態”を続けると、シュールレアリスムの旅が続行されます。
脳が“疲れた状態”を示すと、現実に引き返すことはできなくなり、最後までシュールレアリスムの旅を続けることになります。
体験後は、自身の脳の“意識・リラックス状態”の測定結果を知ることができるほか、貴重な体験をSNSでシェアすることもできるといいます。
独特な世界観を理解してもらうためのユニークな取り組みでした。
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動画はコチラ
Casevideo: Brain Trip from Rhinofly on Vimeo.
参考サイト
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