“この世から10秒で消えるもの” Snapchatの特徴を活かしたドキッとするPR活動

Case: OndAzul Nature Snap Facts

みなさんは「Snapchat」というアプリをご存知でしょうか?

メッセージや写真、動画などをやりとりできるチャットアプリなのですが、最大の特徴として、「そのやりとりしたデータを閲覧できる時間を1秒〜10秒まで設定でき、時間が経過するとデータが消える」という刹那的なコミュニケーションを楽しむアプリです。

今回環境保護活動を行っているNGO団体「OndAzul」は、この「10秒で消える」というアプリの特徴を活かして、自然破壊に対する啓蒙活動をブラジルで行いました。

携帯にSnapchatでメッセージが届きます。

タップすると、森林の画像が映し出されます。

すると、秒数が経過するごとにみるみる森林が荒廃した土地へと変貌していきます。

そして、残った荒れ地には以下のメッセージが記されています。

アマゾンの熱帯雨林では、10秒ごとに約4平方kmの緑が森林伐採によって破壊されています。あなたはこの森林に二度と出会うことはありません。

森林破壊の深刻さを、10秒という切り口で訴求するメッセージです。

他にも、海の画像がメッセージとして送られ…

以下のような水質汚染についてのメッセージも表示されました。

10秒ごとに約14万リットルの下水が、そのままグアナバラ湾に投棄されています。きれいな水がなくなるのを、何もせずに待ち続けてはいけません。

「OndAzul」はこういったメッセージを通じて、持続可能な環境をつくるために、アイデアをシェアしていくことを求めています。

普段何気なく使っているアプリを通して、こういった現実を突きつけられると、無視するわけにはいきません。アプローチの方法としても、口コミ効果がありそうで、効果的なアイデアだと思いました。

動画はコチラ

参考サイト

Ads of the World
http://adsoftheworld.com/media/online/ondazul_nature_snap_facts

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