3月15日。その飛行機は、ふたつの国がひとつの空で繋がっていることを、教えてくれた。
Case: Peace
かつてはシベリア航空という名で通っていたロシア国内線最大手の「S7 Airlines」が実施したアウトドア広告をご紹介。
同社が3月15日に掲出した広告は、社会へ大きなメッセージを投げかけるものでした。
それはモスクワで…
そしてウクライナのキエフで、同時に掲出されたのです。
もうお分かりかもしれませんが、この2国はクリミアをめぐり、緊張状態にあります。
そんな情勢下において、ロシア(モスクワ)とウクライナ(キエフ)を繋ぐこの航空会社は2国間の平和を訴えるべく、飛行機を“ピースマーク”に見立てて、2都市間の名前の間にそのマークを置いた野外広告を両方の地に設置しました。
同一のクリエイティブは新聞広告にも。
国をつなぐ航空会社だからこそできた表現ですね。一企業が、国レベルのメッセージを掲げたスケールの大きなケースでした。
世界各地で実施されたクリエイティブなCSR活動に関心のある方は下記もご覧ください。
企業のアイディア溢れるCSR活動(まとめ)
動画はコチラ
S7 Airlines: 15.03.2014 from Grisha Sorokin on Vimeo.
参考サイト
Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/outdoor/s7_airlines_peace
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