ジョンソン&ジョンソン、“赤ちゃんとの甘い記憶を甦らせる”『香る広告』を制作
Case: Sensory branding
ベビー用品をはじめとするヘルスケア関連製品メーカーであるJohnson & Johnsonが、インドで“香る”新聞広告を掲載しました。
同社が全面広告を掲載したのは、「The Times of India」「The Hindu」「Malayala Manorama」等主要日刊紙。特殊インクに、同社の代名詞的商品である“ベビーパウダー”の匂いを染み込ませることにより、“香る”広告を制作しました。
高級ファッション誌等で、香りが染み込ませてある香水の広告があるように、“香る”広告自体はそれほど画期的なものではありません。ただ今回の事例は、“香りをウリにする”メーカーではないにもかかわらず、臭覚に訴える“香る”広告を制作したという点で、新たな一歩を刻んだといえそうです。
同社は、「ベビパウダーの香りは、多くの両親が大切にしている幼子との数えきれない記憶と結びついている」といい、「甘く優しい香りだけが、力強い記憶としてよみがえる」といいます。
欧米ではメディアの多様化が進み、必ずしも新聞広告が有効的なものであるとは言えませんが、インド他発展途上国では、新聞は今なお多くの購読者を抱えており、まだまだ重要な広告媒体であると言います。
今後、臭覚に訴える“香る”広告を掲載する企業が後を追うかもしれませんね。
参考サイト
PSFK
http://www.psfk.com/2014/01/johnson-johnson-baby-powder-newspaper.html
Johnson & Johnson
http://www.jnjindia.com/
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