カリスマ・メイクアップアーティストによる、女性の心に勇気を灯す啓蒙広告
Case: Refuge DON’T COVER IT UP
なかなか被害が目に見えにくいドメスティック・バイオレンス。
イギリスでは、多くの女性が被害に遭っていながらも、そのことをつい隠してしまい、周りが気づいてあげることができないという問題を抱えていました。
そんな被害を公にできない女性のために立ち上がったのが、女性や子供を暴力から救ために活動している団体「Refuge」とカリスマ・メイクアップアーティスト「ローレン・ルーク」(以下ローレン)さんです。
ローレンさんは元々、YouTubeに自分なりのメイクアップ法をアップしたことで話題になり、自分の化粧ブランドまで持つまでになったカリスマ・メイクアップアーティストです。
そんな彼女がいつものようにYouTubeにアップした動画「How to look your best the morning after(朝からベストなあなたに見せる方法)」を再生すると、いつもとは様子の違う彼女が映し出されます。
ちょっと戸惑いながらも、いつも通りメイクの説明を始めるローレンさん。その内容は、顔に付いた傷やアザをメイクで消す方法でした。
そして動画の最後は、ローレンさんのいる部屋の方で大きな物音がするとともに、慌ててローレンさんがビデオの電源を切る、という衝撃的な終わり方に。
ここで視聴者は、ローレンさんの顔の傷がドメスティック・バイオレンスによるものだと気づく仕組みになっています。
ローレンさんが画面からいなくなってから、動画はこんな言葉で締めくくられます。
「ドメスティック・バイオレンスの被害を受けている女性の約65%が、それを隠しています。どうか隠さないでほしい。この動画をシェアをシェアすることで、誰かに話しやすい環境を作りましょう。」
女性が一歩踏み出すきっかけをつくる、価値ある試みだと思いました。
動画はコチラ
参考サイト
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