いつものフォークが寄付を募るメッセージに早変わり。フードバンクのかわいい啓発広告
Case: Food Bank HELPING HANDS
日本で行われるドイツビールの祭典「オクトーバーフェス」など、野外フェスティバルなどが行われる際に、食器類に対して最初に費用を払い、食器を返却するときにお金が戻って来る「デポジット制」というシステムがあります。
今回はそんなデポジット制をうまく活用して、慈善団体のフードバンクが貧しい人たちを助けるために実施したドネーションプログラムをご紹介します。
そのキャンペーンの名前は、「HELPING HANDS」。
フードバンクは、野外フェスティバルで貸し出すフォークの尖った部分のひとつを短く加工し、まるで“何かを欲しがる手”に見えるように細工を施しました。
そしてそのフォーク一つ一つに「食べ物をちょうだい」という言葉とともに寄付を呼びかけるメッセージを添付。“フォークを返却するときに払い戻されるデポジット費用に寄付金を加えて返却できる”、というシステムを採用しました。
ただ「寄付してください」と一方的にメッセージを発信するだけではなく、いつも当たり前のように使っているものに“違和感”を生み出すことにより注目、関心を集めたケース。
加えてかわいらしいパッケージが、人々の気持ちを動かすことに繋げたと言えるかもしれませんね。
参考サイト
thematboard
http://thematboard.com/mat/14151
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