“ゴミから作られた”お洒落なNIKEのコンセプトストア
Case: Store constructed out of trush
大手スポーツブランドのNIKEが、上海で新しくオープンしたコンセプトストア『Nike X158』が注目を集めています。
NIKE中国の本社オフィスからほど近い場所にあるこの店舗。
このストアが何故注目を集めているかというと、なんとペットボトル・空き缶・不要になったCDやDVDなどのゴミをリサイクルし、それを加工したものだけを材料にして建てられているのです。
例えば吊り天井のパネルはCD・DVDから、それを支えるケーブルはペットボトルから作られているといった具合。エコイメージを強調するだけではなく、もちろん世界的なスポーツブランドらしく、建物のデザインも洗練された印象に仕上がっています。
さらに、解体した後もこれらの材料をもう一度再利用できるようにと、接着剤を一切使用せずに自然由来の補強材を用いるという徹底ぶり。
“リサイクルとリユース”により温室効果ガスの排出量を最小限に抑え、「サステナビリティ(持続可能性)」つまり、“経済的発展はもとより、環境、社会的側面において、現在だけでなく将来も引き続き貢献できる可能性”を持っている企業/ブランドであるというメッセージを上海市民に強く示しています。
アーティスティックな手法を通じて企業の社会的責任の一旦を果たすという、ナイキらしい素敵な取り組みですね。
世界各地で実施されたNIKEのユニークな広告/プロモーションに関心のある方は下記もご覧ください。
参考サイト
・MINIWIZ Sustainable Development Ltd
http://www.miniwiz.com/miniwiz/en/projects/nikex158Nike X158
・Nike X158
http://www.nikestore.com.cn/
1