IBM、スマートな街作りを市民に訴える“機能性とアート性に富んだ”屋外広告
Case: People For Smarter Cities
世界最大級のコンピュータ関連のサービス及び製品を提供するIBMが、フランスの街中に設置した屋外広告。
プロジェクト名は、“People For Smarter Cities”。
人々が今よりも快適に生活できる都市計画を推進するためのプロジェクト。
IBMはこのプロジェクトを前進させていくためには他ならぬ市民のアイディアが不可欠だと考え、今回“そこに暮らす市民自身に都市生活を快適にするための有益なアイディアを発信してもらうべく”広告を企画。
同社は洗練されたデザインの板に、“ほんの少しのシンプルなカーブ”を施すだけで、都市生活を少し便利にできる実用的な屋外広告を制作して街中に設置します。
具体的には、ベンチやスロープ、雨宿りができる小さな屋根など。
街に暮らす人々にこの特殊な屋外広告により“ちょっとした便利さ・快適さ”を体験してもらいつつ、『このようなほんのちょっとした工夫・アイディアで、日々の都市生活が良くなるのだから、あなたもアイディアを発信しませんか』と示唆しています。
同時にこの看板には、「より便利で快適な街作りを為し得る効果的なアイディアを、このスマートアイディア(看板ベンチ)に座って発信しませんか?」というメッセージと、プロジェクトのURLが掲載されています。
実用的であり、デザイン性にも優れた屋外広告。
メッセージを見るだけでなく体験して訴求する「広告」としての役割と、街の景観を邪魔せず、見て楽しめる「アート」としての役割、そして、都市生活を快適にしてしまう「ベンチや雨宿り」の役割の3つの役割を持たせたクリエイティブですね。素晴らしいアイディア!
動画はコチラ
参考サイト
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