Adidas、シュートの速度・回転・距離のデータをモバイルアプリに送るサッカーボールを開発
Case: Smart Ball
日本代表を含む世界各地のサッカーチームのスポンサーを務めるアディダスが、世界中のサッカー選手のパフォーマンスを向上させるために同社の技術の粋を集めて新製品を2種類開発しました。
一つめは、2014年に発売を目指す高性能サッカーボール、“スマートボール”。
独自のセンサーが内蔵されており、高速で動くボールの情報をモバイルアプリにリアルタイムで送ることができるという代物。例えば、シュート時の速度や、回転数、更には距離に関するデータを送信することが可能です。
二つめは、これまでのモデルを高性能に改良したフットボールシューズ“adizero F50”。
わずか99gという超軽量ながら、プレーヤーがフィールド上で目まぐるしく動いたデータ、フットワークに関する統計データをPCやタブレット端末に容易に送信できるという機能が搭載されています。
これらのデータを活用することにより、リアルタイムでのデータ分析を可能にして、プレイヤーとコーチは従来と比べてより科学的な見地に立って、技術の改善・向上に取り組むことができるというコンセプト。
こちらの2つの製品は、先日ロンドンで開催された“アディダス・ラボ”でお披露目されましたが、その反響をみて発売準備を今後進めていくということです。
プロサッカー選手にとってパフォーマンスを向上させるために有意義な機能でしょうが、サッカー好きの素人にとっても、自分のデータを世界のスーパースターのデータとリアルタイムでスマホを使って比べられるようになると、単純に楽しそうですよね。
自分のレベルアップや調子の良し悪しを“感覚”だけでなく、“具体的な数値”で気軽にチェックできるのは日々の訓練におけるモチベーション維持にも繋がりそうです。
世界各地でアディダスが実施した広告に関心のある方は下記もご覧ください。
参考サイト
psfk
http://www.psfk.com/2013/05/adidas-tracking-soccer-ball.html
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