マヨネーズの消費量をアップさせるために、スーパーのレシートにマヨネーズ・レシピを印刷

Case:RECIPE RECEIPT

100年の歴史を誇る大手マヨネーズブランドの「Hellmann’s」が小売店で手掛けたユニークなプロモーション。“HELLMANN’S RECIPE RECEIPT”

プロモーションの狙い

今回のプロモーションは、市民に「同ブランドのマヨネーズをはじめて買ってもらうこと」を狙ったものではなく、同ブランドのマヨネーズをお店で購入するお客さんに、マヨネーズをサンドイッチに塗るだけにとどまらないで、もっと様々な料理で使用してもらい、消費量を増やしてもらうことを意図しています。

簡単にいうと、「マヨネーズを使用するシチュエーションを新たに提案する」という方向性のプロモーションです。
※日本でもよく味の素さんなどがCMでレシピをアピールしてますよね。

施策内容

では、どのようにして「マヨネーズを使用するシチュエーションを提案した」かというと、

同社は近隣のスーパーマーケットの協力を得て、レジに『レシピ自動提案』のソフトウェアを導入してもらいます。そして、レジで「Hellmann’s」のマヨネーズを購入した人限定で、その人が他に購入した食材も計算して『マヨネーズを使用してどんな料理を作ることができるか』(レシピ)をレシートにプリントして、お客さんに手渡すというサービスを実施しました。

レシートには、「料理の名称」、「材料と分量」、「作り方」まで丁寧に明示されています。

なお、スーパーマーケットの店内には、『Hellmann’sのマヨネーズを買うと、レシートを見たときにサプライズがあるよ!』というPRボードも設置されていました。

レシピ付レシートを手にしたお客さんたちはこの仕掛けについて一様に楽しんだそうです。

結果

この企画は、100台のレジを使用して3ヵ月間にわたり展開され、同スーパーでのマヨネーズの購買量は44%も増加したそうです。

これはグレイトなアイディア。
「スーパーマーケットで商品を購入するタイミング」って、主婦が献立について最もよく考えるタイミングですもんね。

『マヨネーズと一緒に購入する他の食材の情報も考慮して、適したレシピを提案してくれる』ところが凄い。
お客さんのためになり、需要を喚起し、受け皿を提示する素晴らしいアイディアです。

マヨネーズブランド・Hellmann’sは今回の施策以外にもユニークなプロモーションを頻繁に手掛けています。興味のある方は下記記事もご覧ください。
Hellmann’sの斬新なプロモーション(まとめ)

動画はコチラ

参考サイト

・adverblog
http://www.adverblog.com/2012/05/15/recipe-receipt-small-media-but-big-value/

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