日産ブラジルのCM “願いを叶えてくれる天使が選ぶ日本車とは”
Case:Fountain
本日はブラジルの日産自動車がブランディングを意図して制作したTV-CMをご紹介します。
広告テーマは、「Fountain」(泉・噴水)。
”コインやお札で埋め尽くされた”デスクで、パソコンを操作する一人の男性。
(画質が粗くて見づらいですが、男性の周りにあるのがコインやお札です)
パソコン操作をしながら、チラチラと天井を見ている彼のそばに突然天井から1枚のコインが落ちてきます。
(只今落ちてきたコインの周りにあるその他のコインもそれ以前に天井から落ちてきたものだと視聴者に連想させます)
男性は、「もう1台日産マーチをだしてあげて!」とマイクに呼び掛けます。
男性のそばに再度天井からコインが落ちてくると、
「次はもう1台VERSA(日本名:ティーダ)をよろしく!」とマイクに声を発します。
すると当然のごとくVERSAも通路から姿を現します。
ここまでの内容だと、何を意図しているのかさっぱりわかりませんが、ようやくここからこのCMのオチが明らかになっていきます。
コインや紙幣に埋もれながらパソコン操作やマイクに指示を出している男性達が働く場所の頭上には、実は噴水があります。(画面が上方に徐々にスクロールしていきます)
そこで、「日本車が欲しい」と願い事をして噴水にコインを投げ入れる一人の男性の姿が映し出されます。
CMはこれで終了となりますが、このクリエイティブを通じて言わんとしていることは恐らく以下のようなことではないかと思います。
噴水の下で『願い事を叶える事務作業をしている人たち』(≒ 天使?)が携わる仕事の中で、「日産ブランド車を用意することが多い」という点で、“それだけ日産ブランドの車を欲している人(欲しいと願っている人)が多い”ということを示唆しているかのようです。
加えて、最後に「日産車が欲しい」ではなく、あえて「日本車が欲しい」と願い事をする男性の存在から、願いを叶える天使にとっても『日本車といえば、日産車ブランド』ということを伝えたいのかもしれません。
とてもオシャレな広告で素敵です。ナイスクリエイティブ!
世界各地で実施された日産自動車の広告に関心のある方は下記もご覧ください。
動画はコチラ
参考サイト
・Ads Of The World
http://adsoftheworld.com/media/tv/nissan_fountain
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