無関心が生み出すクマの“檻”
Case:The footprint poster
韓国の「Teddy Bear Museum」が行った『bear farming = クマの胆嚢を摘出するためにクマを檻に入れて飼育すること』の反対キャンペーン
このキャンペーンの背景として、韓国では漢方薬に使用する“クマの胆嚢”(消化器系に効果的といわれる)に対する信仰が伝統的に根強く、クマが実質的に絶滅状態になっているという現状がある。(現在韓国では約1140頭ものクマが胆嚢を摘出されながら暗い檻に監禁されている)
「Teddy Bear Museum」は、韓国の一般市民に対して、この問題に対する市民の『無関心』が、いかに問題を解決困難で根深いものにしているかを示すために、『クマの絵が描かれた』奇妙なポスターを路上に貼り付けた。
このポスターの上を通行人が歩いていくと、徐々に描かれているクマの周りに“檻”が表出されるような仕掛けになっている。(ポスターの“檻の形になる部分“にはじめに薄く透明な糊を付着させておいて、人がその上を歩くと徐々にゴミが付着して黒っぽくなるという仕掛け)
なお、ポスターの端には「(この現実から)目をそらすな!」という一文とこの問題について詳細に紹介するWEBサイトに遷移するQRコードが記載されていた。
QRコードを活用したプロモーション事例に関心のある方は下記もご覧ください。
世界のQRコード広告/プロモーション(まとめ)
動画はコチラ
参考サイト
・Creative Criminals
http://creativecriminals.com/outdoor/the-teddy-bear-museum-footprint-poster/
1