障害者スポーツ普及啓発映像「Be The HERO」

【概要】
2020年東京パラリンピックを控え、東京都では、障害者スポーツの普及啓発のために、若年層を中心に障害者スポーツの“スポーツとしての魅力”を伝えるための各種コンテンツを制作しました。
参加するのは、車いすテニス、5人制サッカー(通称ブラインドサッカー)、陸上、ゴールボール、ウィルチェアーラグビーの選手たちと、日本を代表する5人の漫画家、1人のミュージシャン、そして、声優。

かつて…
アスリートを見て、ひたむきな姿に胸を熱くしたように。
マンガを読んで、競技を始めるきっかけを手にしたように。
音楽を聞いて、ここ一番の勝負を前に自らを奮い立たせたように。
「Be The HERO」は、障害者スポーツを支える一人ひとりがヒーローになる、なれる社会を目指しています。そのきっかけをつくるのは、憧れ。
この普及啓発映像・及び各種ツールは、その憧れをカタチにしたコンテンツです。

【背景】
2020年に東京オリンピック・パラリンピックを控える東京では、実際に障害者スポーツを観戦したことのある都民はわずか2%(東京都生活文化局調べ)しかいません。
それはなぜか?健常者と障害を持つ人の間にある遠慮やすれ違い、そもそもとして競技に関する情報が不足していたり、誤ったイメージが拡散するなどさまざまな原因が挙げられます。

一方、FIFA(国際サッカー連盟)によれば、サッカーの競技人口は世界で2億7千万人も存在すると言われます。
ここまでメジャーになった理由はそれこそさまざまありますが、日本のポップカルチャーが寄与していたことは有名な話です。
日本生まれのキングオブサッカー漫画「キャプテン翼」は、1980年に生まれ、1981年より連載が開始しました。
35年が経ついまでもその人気は衰えることを知りません。

早くから翻訳本は海外に飛び出し、影響を受けたと公言している選手は枚挙にいとまがありません。

必要なのは「ヒーロー」というアイコンです。
ヒーローというアイコンが障害者スポーツに対する社会のイメージをひとつにし、競技者にとっては理想、応援者にとっては憧れとして社会を盛り上げていくのです。

本映像「Be The HERO」では、日本が世界に誇るポップカルチャー「マンガ」でいまはまだ存在しない“障害者アスリートのヒーロー”をつくり、それを目指す障害者アスリートたちの躍動をオーバーラップさせます。
純粋にスポーツとしてかっこいい。そんなイメージを醸成したいと思います。

【キャスト】
車いすテニス(国枝慎吾)× 浦沢直樹
ブラインドサッカー(日本代表チーム)× 高橋陽一
陸上競技(高桑早生)× 窪之内英策
ゴールボール(日本代表選手 他)× 真島ヒロ
ウィルチェアーラグビー(日本代表選手 他)× ちばてつや

音楽 :KenKen(RIZE , LIFE IS GROOVE など)

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