「ほぼ日手帳」は20周年。「人は、書く。」をテーマにしたスペシャルムービー

株式会社ほぼ日が、発売から20年という節目を迎える「ほぼ日手帳 2021」のスペシャルムービーを公開しました。今回のテーマは「handwrite(ハンドライト) / 人は、書く。」。映像ディレクターに映画監督の永田琴さんを迎え、人が“書く”あるいは“描く”姿に焦点を当てた作品となっています。さらに、書き下ろしの楽曲を「羊毛とおはな」の市川和則さん、歌をSalyuさんが担当。人のぬくもりが感じられる心地よい作品を、ぜひご覧ください。

人は書く

まるで鳥たちが歌うように、とても軽やかで明るい音楽が聴こえてきました。

アコースティックギターがワルツ調の音楽を奏でる中、女子学生たちが大きな紙に習字で文字を書いています。あまりに大きいので、筆を動かすその姿はまるで柔道か何かのよう。気合を入れて集中しています。

「人は書く 手で書く」…そんな言葉と共に、子どもたちが書く様子が次々に映し出されていきます。紙に絵具で描く子、砂浜に枝で書く子、両手にマジックペンを持って壁に描く子…。これらの映像の一部は、ウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」と公式SNSを通じて一般読者に募集したもの。作りこみすぎない自然な姿が、視聴者の心を和ませます。

その後も、海外の子供、描く仕事をする人、老人、若い女性など、老若男女、国も問わず、様々な人の“書く”姿を映していきます。

そして、仲間と共に講義の内容をノートに書き留める外国人や、放課後に二人で絵を描く女子高生の姿も、映像に収められています。一人で“書く”時間と、誰かと共に“書く”時間…。同じ時間を共有するというのも、また良いものですよね。

遥か昔の人も書いていた

そして「自分が生きていた時間」という言葉の後、たくさんの手書きのノートや、長い歴史の中で最古から人々が残してきた文字が映し出されていきます。

古い映画の中でも、文字を書く姿は登場人物の人間味を表す一つの要素となってきました。また、国と国の約束事や婚姻届けなどの重要な場面でも、“手で書く”というのは大きな意味を持つ行為と言えます。

「人は書く」…その言葉を、自分の字で書く人々。先ほどの習字をしていた少女たちも、大きな紙にその言葉を書いています。

近年、手帳を購入するのをやめて、スマホやPCのカレンダーアプリで予定を管理する人も増えていますが、“書く”という行為にはその人にしか出せない味が生まれたり、手を動かすことで夢中になれたりするのが楽しいですよね。素敵な音楽と映像で、“書く”ことの良さを再発見できるスペシャルムービーでした。

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