ゾンビ化する人々を碧南市の守り神「龍神」が救う?マギー審司ら出演のドラマ仕立てのPRムービー

最近流行りの地域活性化のためのPRムービー。愛知県碧南市が自分の街をPRするため、ドラマ仕立てのムービーを公開中。長めの、割りとしっかりとしたストーリーが珍しいPRムービーです。

ダーツでぶらり、で旅に出るマギー審司

「マギー審司のダーツでぶらり」という地方番組でしょうか。全国区のご長寿番組でも同じようなコーナーがありますが、それと同様、日本地図目がけてダーツの矢を投げ、刺さった場所に赴く、というのがこの番組の趣旨のようです。

刺さった場所が微妙で、ディレクターを手招きして地名を確認するマギーさん。「愛知県の碧南市ですね」とディレクター。

こうして、碧南市へ向け出発することに…。

街の異変に最初に気づく寺の息子

寺の息子と神社の娘が偶然道端で出会い、話をしていると、何だか建物に異常を感じて、「あの時計ぐにゃっとしてない?」と問いかけますが、異変に気づかない神社の娘。彼女は「これから碧南美人としてテレビに出演するんだ」と嬉しそうです。

黒い煙に触るとゾンビに?

しかしこの後、空中を蠢く不穏な黒い煙のようなものを見つけ、うっかり触ってしまう寺の息子。彼は一瞬にして黒く変貌。ゾンビのような姿になってしまいます。

PRムービーならではの丁寧な街紹介

ところ変わって、碧南のまちを紹介するマギーさん。碧南市長を訪れ、そこで先程の神主の娘、永島聖羅さん演じる牧野ゆりと合流します。こうして碧南市の素晴らしいところを紹介していく二人。

衣浦港を一望できるボードウォークから始まり、情緒あふれる歴史的な町並みが残るてらまち通り、九重味淋や大蔵を紹介していきます。そしてよくありがちですが、B級グルメとして「へきなん焼きそば」なるものを紹介。「あっさりとして美味しい」とマギーさん。そして、龍の形に見えるという油ヶ淵という天然湖沼に到着。

その油ヶ淵には、「昔漁師たちの安全のために龍が明かりを灯した」という龍灯伝説なるものが存在すると牧野ゆりが説明していきます。そこでロケはひとまず終了。

マギー審司も黒い煙に手を触れ…

大きな公園のベンチを勧められ、座って休憩をするマギーさん。ふと横を見ると、すぐそばにまた例の黒い煙のようなものがモヤモヤと漂っています。気になって、まずは空き缶を投げ入れてみると、落ちずに煙の中にとどまっており、不思議に思ってその煙の中に手を入れてしまうマギーさん。するとあっという間に身体が黒く変化し、ゾンビのような姿に…。

異様な雰囲気に包まれていく碧南市…魔物の仕業?

この後、碧南が生まれ故郷という大村愛知県知事も、講演会帰りに黒い煙を不用意に触ってしまいゾンビ化。

街がどんどん黒い煙に覆われていき、不穏な空気が流れ…。油ヶ淵の湖面には正体不明の赤い炎のようなものが上がっています。そんな中、どこからともなく聞こえてくる魔物の声。「あれはおよそ数百年前。源頼政にしてやられ、入り口を塞がれた。もう同じ過ちは繰り返さん」。

碧南の守り神「龍神」

不穏な空気を感じた寺の住職と神社の神主は、魔物を封じるため守り神の龍神に祈祷。「目覚めよ」と呼びかけます。すると、油ヶ淵から龍が飛び出し、街の上空をものすごい速度で飛んで行きます。

龍神に助けられ、元に戻っていく…

龍は次から次と魔物に取り憑かれた人に覆いかぶさるように通り過ぎ、ゾンビ化した街の住人たちが普通に戻っていくわけです。

ゾンビ映画にゾンビドラマとハリウッドのみならず、世界的流行を見せていますが、まさか地域活性化のためのPRムービーにも登場するなんて…。しかし、前半には街の良さの紹介もしっかりと組み込まれていて、飽きずに見られて良かったですよね。

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